ED(勃起不全)の治療
2017年04月17日更新 2017年04月17日公開

中折れを防止するための対策や治療

中折れは勃起不全の一種で、性交の途中でペニスがなえてしまうことを指します。中折れが起こる理由や病院で行われる検査、治療法や日常生活で気をつけるべき点などについてドクター監修の記事でお伝えします。

性交の途中でペニスがなえてしまう「中折れ」が起こると、性交を途中でやめることになってしまいます。中折れの原因や治療法、日頃の生活の中でできる中折れの防止法などについて解説します。

中折れを防止または対策する方法

中折れ防止の方法について知る前に、勃起のしくみや中折れの原因について知っておきましょう。

勃起のしくみ

脳が性的な刺激を受け取ると、大脳が興奮して勃起中枢を興奮させます。勃起中枢に伝わった興奮はペニス内の海綿体にある神経に伝わり、一酸化窒素が血液中に放出されます。一酸化窒素が海綿体内の血液中に広がると、「サイデリックGMP」という物質が増加します。サイデリックGMPは、海綿体の筋肉をゆるめて血管を拡張させ血液の流入を促進する効果をもつため、海綿体内に血液が増え、勃起が起こります。

サイデリックGMPのはたらきによりペニスの勃起が起こりますが、勃起をおさめ、ペニスを通常時の大きさに戻す場合は、このサイデリックGMPのはたらきを抑える必要があります。サイデリックGMPを抑制するために出される酵素を「PDE5」と言い、この酵素が分泌されることにより勃起がおさまるといった仕組みになっています。

勃起をおさめるために大切な役割を果たすPDE5ですが、加齢などさまざまな要因により性交中など勃起をおさめたくない局面で分泌されてしまうと、サイデリックGMPのはたらきが抑制され、勃起不全や中折れなどにつながってしまうことになります。

中折れの原因

中折れを含む勃起不全は、さまざまな要因が原因となって起こります。職場や家庭でのストレスや不安、子作りへのプレッシャーが原因で勃起不全になってしまうケースは非常に多いです。心身がストレスを受けることによって、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌が減少し、性欲が減退したり、血中の一酸化窒素の量が減少したりといったことが起こりやすくなります。性欲の減退・一酸化窒素の減少はどちらも勃起不全の原因となります。また、勃起不全により性交がうまくいかないといったこと自体もストレスとなりやすいので、悩みが深刻になる前に対策することが大切です。

神経やホルモン分泌の問題、生活習慣病などの病気の影響で血管などの循環器系の問題が中折れの原因となる場合もあります。これらの問題は勃起のメカニズムを途中で阻害してしまう可能性があるだけでなく、ほかの部位の健康にもかかわるため、早めの対策が必要です。

中折れ防止で大切なこと

中折れ防止に大切なのは病院でそれぞれの原因別にきちんとした治療を行うことです。前述の通り、勃起不全に大きな病気が隠れている可能性もありますので、ためらわずに医療機関を受診することをおすすめします。また、病院での治療だけでなく、日頃の生活で中折れの予防や対策を行うこともできます。生活を見直し、健康な性生活を取り戻しましょう。

まずは病院で相談を

中折れを含む勃起不全を病院で相談することに強い抵抗を感じる方もいるでしょう。しかし、勃起不全の検査や診察でペニスを視診・触診したりすることはほとんどありません。主な検査内容は問診と医師によるカウンセリング、検尿や血圧の検査などで、特に羞恥心を感じさせるようなものはありません。気軽に泌尿器科や専門のクリニックに相談しましょう。

病院で行う治療とは

病院では、投薬治療や心理療法などを行います。

投薬治療

勃起不全の治療に用いられる「ED治療薬」はPDE5阻害薬とも呼ばれる薬で、一時的に勃起しやすい状態を作り出してくれます。しかし、ED治療薬だけでは根本的な治療には至らないので、並行してその他の治療を行い、勃起不全の原因となっている要素を取り除いていくことが大切です。

心理療法

心理療法では、医師とカウンセリングなどを行います。勃起不全の原因となっている悩みや不安を取り除くことで、勃起不全の改善を目指します。

その他

生活習慣病や神経の病気などが原因の場合は、それぞれ専門の治療を受けることで症状を改善させることができれば、勃起不全も解消されるケースもあります。また、ホルモンの問題がある場合は、テストステロンを注射するホルモン療法などを行うこともあります。

自分で実践する対策

勃起不全や中折れの対策では、自分の生活を見直すことも大切です。勃起不全の改善のためにできることについて知っておきましょう。

生活習慣の見直し

栄養や睡眠、運動不足などは、勃起不全改善のカギであるテストステロンの分泌を減少させてしまうこともあります。特に睡眠や運動の習慣の改善にはテストステロンの増加が期待できますので、良質な睡眠と適度な運動を心がけましょう。また、含硫アミノ酸を豊富に含むニンニクやネギなどにはテストステロンを増加させる効果が期待できます。積極的に日頃の食事に取り入れましょう。

自慰の方法の見直し

ペニスを手で強く握ったり、床にこすりつけたりといった自慰を行っていると、女性の膣による圧迫の刺激では射精に至ることができず、中折れを起こしてしまうこともあります。自慰の際は力を入れすぎないようにしましょう。もし激しい自慰が習慣化している場合は、弱い力でも射精できるように徐々に慣らしましょう。

パートナーの理解があると進めやすい

中折れで性交がうまくいかないと、男性はプライドを傷つけられやすい傾向があります。もし性交がうまくいかなくても、パートナーが勃起不全であることや勃起不全の原因などを理解してくれていれば、冷たい態度をとられたりして必要以上に傷ついてしまうことを防ぐことができます。中折れによる性交の失敗が大きなストレスにならないよう、パートナーにも理解を求めましょう。

「ED(勃起不全)の治療」の記事一覧

記事カテゴリ

記事ランキング

fem.

fem.ヘルスケアが

もっと手軽にアプリで登場!

今日できる。今すぐできる。

健康・キレイ情報を毎日おとどけ。

app-store
google-play