妊活の基礎知識
2017年12月15日更新 2017年03月31日公開

妊娠を望んでいるならまず生理不順の改善を!

生理不順に悩んでいる女性は多いものです。それは、妊娠にも大きく関わってきます。妊娠を望んでいるのなら、まずは生理不順を改善する必要があるのです。ここでは生理不順の改善について、ドクター監修のもとに解説をします。

監修医師

この記事の監修者
 サズカル参画ドクター先生

多くの女性が悩んでいる生理不順ですが、ひとことで生理不順といっても、そのタイプや症状はさまざまです。また、その原因についてもいくつか考えることができます。妊娠に大きく影響するといわれている生理不順です。生理不順の原因を知り、改善に努めることが妊娠への近道になります。

生理不順とは

生理不順にはいくつかのタイプがありますが、一般的にはどのような状態、症状が生理不順といわれるのでしょうか。正常な生理周期(生理の始まった日から次の生理が始まる前日までの日数)は、健康な女性では25~38日です。これよりも長い、もしくは短いのであれば生理不順ということになります。

ただし、毎月同じ周期できっちり来なくても、25日~38日の間であれば正常な生理だと考えられます。つまり、多少、日にちが前後したとしても正常な範囲だと言えるのです。

したがって、25~38日の範囲から外れる場合には生理不順ということなのです。また、生理不順とは別に無月経という状態もあります。こちらは、生理が全くない状態が3か月以上続いた状態のことを言います。こちらは、生理不順よりも深刻な状態だと考えられます。

生理不順にはその周期によって、2つのタイプがあります。周期が24日以下の「頻発月経(ひんぱつげっけい)」と39日以上の「稀発月経(きはつげっけい)」です。また、中には排卵しないまま生理が来ている「無排卵月経」という症状もあります。無排卵月経の場合は周期がさほど不規則でないこともあり、基礎体温をつけてみて排卵の確認をすることで初めてわかります。生理が不順な方は、基礎体温をつけてみることがおすすめです。

しかし、数か月間生理が不順になったとしても、その後、自然に正常周期に戻るのであれば、特に心配する必要はありません。人間の体は非常にデリケートなもので、特に女性の場合は、ストレスの影響を受けて排卵が遅れたりすることがよくあります。基礎体温の様子を見て、排卵もちゃんとあり、それが一時的なものであるならばそれほど気にする必要はありません。

ただし、60日以上生理がないという場合には、早めに婦人科を受診する必要があります。検査を受けて治療を開始した方がよいでしょう。

生理不順の原因

生理不順の原因は女性ホルモンのバランスが乱れることが主なことだと考えられています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンがバランスを保つことによって生理は正常に起こります。この女性ホルモンのバランスがくずれるには、いくつかの要因があります。また、なんらかの疾患が原因のこともあります。次にそれぞれの要因を順に解説します。

精神的なストレス

疲れやストレスが女性ホルモンの分泌には大きく関わります。生理の状態からストレスの有無がわかるほど、それは影響を与えます。ストレスが生理不順の最たる原因だということができるほどです。ホルモンのバランスが乱れたまま放置すると、妊娠にも悪影響を与えます。

ホルモンが順調に分泌されないと、稀発月経や頻発月経を引き起こします。特に頻発月経の方は、ストレスによってホルモン分泌が乱れるためだといわれています。

乱れた食生活

食生活が乱れていると、女性ホルモンのバランスも乱れがちになります。女性ホルモンの調節に必要な栄養素の不足が生理不順の原因となります。ダイエットなどで極端な食事制限をすると、栄養素の不足が起こり、ホルモンのバランスをくずすことになります。また、インスタント食品や冷たい飲食物などの摂りすぎも原因になります。

さらに、不規則な食事もホルモンバランスをくずす要因となります。食事の時間や回数が定まっていないことがホルモンバランスに影響します。栄養のバランスとともに規則正しい食生活が大切です。

無排卵月経

生理はあるが排卵のない場合です。頻発月経や稀発月経、その他、生理の日数が短い、出血量が少ないなどの症状が見られるときには、無排卵月経の疑いがあります。

なんらかの疾患

子宮の発育不全や子宮の内膜の厚みが薄いなどが要因となっていることもあります。また、黄体ホルモンの分泌が少ない黄体機能不全が原因となっている場合もあります。黄体ホルモンの分泌が不十分だと、排卵から生理までの期間が短くなってしまいます。ときには、甲状腺機能の異常が原因のこともあります。また、子宮筋腫や子宮内膜炎、子宮がんなどの病気が原因で起こっていることもあるので注意が必要です。

生理不順と不妊の関係

生理不順だから妊娠できないというわけではありません。妊娠するためには排卵日に合わせて性交渉をする必要があります。しかし、生理不順だと排卵日の予測が困難なために妊娠する確率が低くなるのです。

生理不順は、ストレスや食生活などの生活習慣の乱れによって引き起こされるホルモンバランスの乱れが主な原因です。また、無排卵や子宮の病気が原因となっていることもあります。このように排卵がうまくいかない期間が長くなればなるほど、妊娠しにくくなる可能性が高まります。生理不順の改善が妊娠への近道なのです。

女性が妊娠できる年齢は、おおむね40代前半までといわれています。早期に診断や治療を開始することが重要です。

生理不順の改善

生理不順を改善するためには、まずは生活習慣の見直しが大切です。ストレスのかかり過ぎない生活を心がけ、食生活を改善します。3食の食事をバランスよく摂り、睡眠も十分取ります。ストレスと上手く付き合うためには、ヨガやアロマテラピーなどで心身のリラックスを促すこともおすすめです。

医療機関での治療は、薬物療法が中心になります。検査の結果により、その原因に合わせた薬を飲んで治療します。ホルモン剤の他に漢方薬も使用されます。しかし、他の疾患が原因での生理不順に関しては、その元になっている病気の治療がまず必要になります。

生理不順の予防

生理不順は、卵巣や子宮の機能不全やホルモンの異常でも起こりますが、ストレスや生活習慣の乱れ、ダイエットや生活環境の変化などに起因することが多いものです。したがって、生活習慣の見直しがもっとも有効な予防になります。そして、それは自分でできることが多いものです。以下のような日々の生活をセルフチェックして、意識するように心がけましょう。

セルフチェック項目

  • バランスのよい食事をとっているか
  • 十分な時間と質のよい睡眠をとっているか
  • 適度な運動をしているか
  • 趣味など楽しいことをしているか
  • お風呂にゆっくり入って冷えを解消しているか

生活習慣の見直しをしても生理不順が改善しない場合や出血の量が異常に多い場合には、なんらかの病気が原因になっている可能性もありますので、一度専門医の受診をおすすめします。また、全く生理のない状態が60日以上続く場合も放置していると不妊につながってしまうことがあります。このような場合にも受診することが大切です。

「妊活の基礎知識」の記事一覧

記事カテゴリ

記事ランキング

fem.

fem.ヘルスケアが

もっと手軽にアプリで登場!

今日できる。今すぐできる。

健康・キレイ情報を毎日おとどけ。

app-store
google-play