妊活の基礎知識
2017年04月28日更新 2017年03月31日公開

妊活中に摂りたいサプリメント

積極的な妊活をするのであれば、サプリメントの摂取は効果的と言えます。しかしながら、どのサプリをいつから摂取していけばよいのかとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。そのような方のために、ドクター監修の記事で解説します。

食生活というものは、妊娠したからといってそう簡単に変えられるものではありません。本来は、お腹の中の赤ちゃんの分まで食べなければならないのですが、なかなか難しいことです。そのようなとき、不足しがちな栄養素を手軽に摂取できるのがサプリメントです。妊活の基礎知識として、妊活中に摂取したいサプリメントについてご案内します。

サプリメントの妊娠への効果とは

人間の身体というものは、目的に応じて摂取する栄養素を変えていくと、ふさわしい状態に近づいていくものです。プロテインを多く摂取しているアスリートなどの例があります。妊娠をのぞむのであれば、それにふさわしい栄養素を摂取することが近道と言えるでしょう。サプリメントは、必要な栄養素や不足しがちな栄養素を補うためには最適の補助食品です。

妊活で摂りたい成分とは

積極的に妊活をされる場合、健康な卵子の状態というものを保っていなければなりません。すなわち、卵子の質の低下を防ぐことが必要です。さらに、妊娠した後も、受精卵がすこやかに育てるような環境づくりをする必要があります。そのために必要とされる栄養素について列記します。

インスリン抵抗性の改善にグリスリン

血液中のインスリン濃度が高くなると、生殖機能へ大きな影響を及ぼしてしまうといわれています。インスリン濃度を改善する効果のある栄養素として、グリスリンがあげられます。グリスリンとは、マイタケから抽出される天然成分のグリコプロテインのことです。天然成分ですので副作用の心配もなく、不妊改善効果の他に、糖尿病などの生活習慣病を改善する効果もあるといわれています。2005年に初めてPCOS(多のう胞性卵巣症候群)への臨床成果が和漢医薬学会で発表されました。不妊症の主な原因のひとつには、このPCOSがあります。

まずは葉酸

不妊治療において、なによりも積極的な摂取を求められるのが葉酸です。赤ちゃんの脳の形成に不可欠な栄養素です。赤ちゃんの脳は妊娠して6週目あたりまでに、ほぼできあがっています。6週目で妊娠に気付くことは、そう簡単ではありません。また、体内にストックしておくことの難しい栄養素でもあるため、早い段階から意識して摂取しておくことが必要です。妊活に欠かせない栄養素と言えるでしょう。

鉄欠乏を防ぐ鉄分

女性の方は月経による出血などの理由から、男性とは異なり、妊活にかかわらず意識して鉄分を摂取する必要があります。また、実際に妊娠して、月経がないからといって安心してはいけません。妊娠すると、胎盤、胎児を作るために多くの鉄分が必要になるのです。そのために鉄欠乏症を起こす妊婦の方が大勢いらっしゃいます。普段から貧血気味の方はもちろんのこと、鉄分の摂取は意識して行うことが大切です。

一回の出産で40ng/mlものフェリチン(貯蔵鉄)は失われるといわれています。妊活中に必ずフェリチンを血液検査で調べておきましょう。

妊娠前のフェリチンはフェリチン(貯蔵鉄)40~50ng/ml以上になるようにしっかり鉄を補給しておくことが大切です。鉄は、胎児の中枢神経系の発達にも大切です。

カルシウムとマグネシウム

カルシウムとマグネシウムという栄養素が常に併記されるのは、その相乗効果の高さからです。カルシウムは赤ちゃんの骨の形成に欠かせない栄養素です。また、ホルモン分泌を促し神経を休ませる働きがあります。

マグネシウムはカルシウムの吸収を促すはたらきもあり、代謝を促し血圧や体温を調整します。どちらも妊活中はもちろんのこと、妊娠してからも欠かせない栄養素です。

妊娠中におけるカルシウムの摂取量は、普段摂取している量より200mgほど多く摂るのがよいとされています。また、出産後の赤ちゃんへの授乳においては、1日に約210mgのカルシウムが失われるといわれています。つまり、妊活、妊娠中、出産後にかかわらず多くのカルシウムが必要とされることになります。女性の方がカルシウム不足におちいり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などを発症しやすいのはこのような理由によります。意識して摂取することをおすすめします。

効果的なサプリメントの摂り方

サプリメントの摂取は、早い段階から始めることをおすすめします。特に妊活の場合、ご自分に不足している栄養素を把握し、「赤ちゃんが欲しい」と思った段階から摂取していかなければ間に合わないこともあります。「妊娠かもしれない」と婦人科を受診したときに、すでに妊娠して3~4か月過ぎていたというケースは少なくありません。この3~4か月の間に赤ちゃんの脳や神経はつくられるのです。したがって、「妊娠したい」のであれば、いつ妊娠しても大丈夫なように準備を整えておく必要があります。

妊活にはビタミンB群とビタミンD3

妊活するかたは、まずビタミンB群とビタミンD3を十分に補給するとよいでしょう。妊活がうまくいかない方は、各種の栄養学的な検査も行い、栄養療法専門医師とも相談してみるとよいでしょう。

美容ダイエットと妊活の同時進行は困難

「赤ちゃんが欲しい」と思いつつも、美容ダイエット用のサプリメントなどを摂取し続けることは、できるだけ避けなければいけません。ダイエット用のサプリメントは痩身を目的としているので、余分なものをそぎ落とす傾向にあります。もちろん老廃物などは排出されるに限るのですが、赤ちゃんを育てるためには、体力的にもある程度の余裕が必要です。サプリメントの摂取は、目的に応じて限定することが効果的と言えるでしょう。どうしても併用の必要な場合には、かかりつけの医師へ相談することをおすすめします。

サプリを使用する際の注意点

サプリメントを摂取しても、不規則な生活や暴飲暴食や喫煙を重ねていると、期待しているような効果は見込めないでしょう。また、サプリメントは薬でも食事でもありません。あくまでも補助的な食品であるということを忘れてはいけません。なによりも、根本となる生活習慣を整えることが大切です。

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